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【事例つき】SFAでは何ができる?基本機能5選を解説
更新日: 2024年5月30日
国内外には様々な顧客管理や案件管理を行うCRMやSFAツールがありますが、その中でも世界最大のシェアを獲得しているのが、Salesforce(セールスフォース)が提供する営業支援向けツール(SFA)のSales Cloud(以降セールスクラウドと表記)です。
しかし、セールスクラウドにどんな機能があり、自社が抱えている課題を解決できるのか気になるところだと思います。
そこで本記事では、セールスクラウドの基本から機能面、セールスクラウドの導入後に得られる効果や導入時にかかるコストについて解説します。
目次
セールスクラウドの基本機能は以下の通りです。
機能 |
機能概要 |
管理 |
・見込み客の管理 ・既存顧客の管理 ・商談管理 |
予測・分析 |
・売上予測 ・商談スコアリング |
サポート |
・業務自動化 ・プロセス構築 ・クロスデバイス機能 ・ワークフローと承認の仕組み構築 |
細かく分けると他にも機能はありますが、基本的な機能は「管理」「予測・分析」「サポート」の3つの分野の機能に分かれています。
数あるCRMの中でもセールスクラウドは「営業管理」に重きを置いたツールであり、導入後に営業体制を整えることで受注確度の上昇や売上アップにつなげられます。
セールスクラウドはあくまでも「営業管理ツール」としての立ち位置で、既存顧客の分析には活用できるものの、未顧客を分析するためには企業のデータベースで情報を収集する必要があります。
そのため、より戦略的な分析をしたい場合には、データベースや企業情報を収集できるツールとの併用がおすすめです。
セールスクラウドは利用ユーザーの数によって利用できる機能によって月額の料金体系が変動する料金体系を採用しています。以下はセールスクラウドの料金体系と利用できる機能の一覧です。
プラン |
費用 |
ユーザー数 |
利用機能 |
Essentials |
3,000円/月 |
10人まで |
・顧客管理 ・モバイル対応 ・レポート機能 ・クロスセル、アップセルの管理 ・プロセスのカスタマイズ、自動化 ・他アプリとの連携 |
Professional |
9,000円/月 |
- |
・Essentialsの機能 ・売上予測 ・商談スコアリング |
Enterprise |
18,000円/月 |
- |
・Professionalの機能 ・商談スコアリング |
Unlimited |
36,000円/月 |
- |
・全機能 |
詳しくはセールスクラウドの料金ページをご確認ください。
参考:最適なSalesforceエディションの選び方セールスクラウドを利用することで、会社内外問わず商談状況を可視化し、把握することができます。
これにより、たとえ外出先であっても詳細な顧客情報を確認できるだけでなく、過去の商談内容や進捗状況を把握できるので、顧客の現状にあった最適な提案ができるようになります。
また、営業担当者ごとの商談状況を組織内で把握できるため、商談や顧客への対応漏れを事前に防ぐことも可能です。
セールスクラウドには、過去の営業情報や活動履歴を蓄積することができます。商談の失注・受注のパターンがナレッジとして溜まることで、新規顧客に向けた営業の際に、過去の成功や失敗例を参考に営業トークを展開したり、成果につながりやすい資料作成につなげられます。
また、トップ営業マンのトーク例や準備している資料なども閲覧できるため、新人の営業担当者でも営業の質を担保することができ、営業部門全体の営業品質の向上につなげられます。
営業担当者の営業の質だけでなく、失注・受注パターンを分析することで「商談のスコアリング」も行えるようになり、受注しやすい顧客だけに営業を行うなどの効率的な営業の実現にもつなげられます。
セールスクラウドでは、顧客情報や商談・アポといった営業情報を一元管理できるため、部門間の連携強化につなげられます。
特に効果が期待できるのはマーケティング部門と現場で顧客との商談を行う営業部門の連携力強化です。マーケティングの活用により獲得したリードに対して、顧客の業種・業態に対して実績のある適切な営業担当者を割り振ることで、受注率の高い営業体制を構築できます。
マーケティング部門と営業部門の連携力に課題を感じている企業も多いはずです。セールスクラウドを導入することで、社内同士の連携力を高められ、顧客の獲得の延長線上にある売り上げアップにつなげられます。
セールスクラウドの導入が向いている企業の特徴は以下の通りです。
セールスクラウドは、営業状況の改善に役立つツールです。基本的には営業に対して課題を持っている企業が導入することにより効果を感じられます。
その中でも、部門や拠点ごとに情報が分断されており、リードの受け渡しがうまくいっていない企業や、トップセールスマンに頼り切った営業を行っている企業はより導入効果を感じられるはずです。
セールスクラウドは導入前に基本構造の理解やサービスのトレーニングが重要になります。具体的な導入手順は以下の通りです。
セールスフォースには、製品の利用イメージを持ってもらうため、各種製品のデモ動画が用意されています。まずはデモ動画を確認の上、導入の検討を行いましょう。
導入が決定したら30日間のフリートライアルを申し込み、自社に合わせたワークフローや営業情報を入力し、カスタマイズを行います。
すぐに効果が得られるものではありませんが、使用感を確認した上で正式契約を検討しましょう。
正式に契約した後は社内ツールとして浸透させるために、社員へのトレーニングを実施しましょう。スムーズな運用を行うためには、専任者を配置することがポイントです。
セールスクラウドの導入時の注意点としては、顧客情報や整備や営業担当者のデータ入力を促すトレーニングが欠かせないという点です。
セールスクラウドはあくまでも「既存顧客の情報管理」ができるツールであり、データ入力の質が低ければ正確な分析や営業効率化にはつなげられません。
そのため、データの重複やエラーを解消するための名寄せやデータクレンジングが必要ですし、正確な情報を入力してもらうためのマニュアル作成やトレーニングを行う必要があります。
環境が整っていなければ正確な分析ができず、導入効果を得られにくくなるため注意しましょう。
本記事では、セールスフォース・ドットコムが運営・提供するセールスクラウドの特徴や魅力、機能や導入時にかかるコストについて解説しました。セールスクラウドは営業支援ツール(SFA)の中ではトップクラスのシェアを誇るツールで、既存顧客や商談相手の状況把握に活用できるツールです。
既存顧客や関わりのある企業の分析に活用できるツールではありますが、より戦略的な分析を行いたい場合は、企業データベースとのデータ連携やデータの重複やエラーを解消するデータ整備が必要になります。
弊社が提供する顧客データ統合ソリューション「ユーソナー(uSonar)」では、国内99.7%を網羅した企業データベースを提供しており、未接点の顧客の分析に活用できるサービスを提供しています。
また、名寄せやデータクレンジング機能も搭載しており、データ整備済みの未接点顧客のデータを活用することも可能です。
ユーソナーのサービス資料については、以下のページから無料でダウンロード可能です。導入事例や効果等も掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
この記事を書いた人
ユーソナー編集部
MXグループ・編集長
ユーソナー編集部です。
主にBtoB事業を営む企業様に向け、これからの業務のあり方を考える上で有用なデータ活用やデジタル技術に関する情報を発信しています。
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