なぜ精度の高い名寄せができるのか?
- 日本最大のデータベースを構築・維持してきたノウハウ
- 名寄せ・データクレンジングに使うマスターの量
- データの精度と鮮度を維持する更新頻度
名寄せとは、データ補正や重複データ判別のための処理を行い、データベース内に無秩序に格納されたデータを標準化し、同一人物、同一企業、同一世帯のデータをまとめる作業のことです。名寄せの類語としてよく引き合いに出される用語にデータクレンジングがあります。データクレンジングとは、名寄せを行なう前に㈱や株式会社などの法人格、住所や局番などの入力形式の違いを統一を行なう処理を指します。つまり、名寄せの一連のプロセスのうちのひとつがデータクレンジング作業で、従来は、金融機関のペイオフ対策での預金口座の管理上の利便性・正確性を確保するためなどの内部処理として使われていました。
現在では、個人情報保護法による顧客情報の一元管理の必要性や、マーケティング活動の効率化と顧客満足度の向上を目的に名寄せの重要性が高まっていることもあり、民間企業においてもデータベースの表記を統一し、常に最新の状態に維持し、さらに複数登録されている同一人物、同一企業、同一世帯のデータの名寄せを行う企業が増えています。
当社の名寄せのプロセスでは、一般的な処理以外に目検部隊による目視検査、電話番号の使用状況や地図情報から判別する居住確認チェックも行います。また当社保有の日本最大のデータを辞書(リファレンス)として活用します。Excelなどで名寄せを行う場合は、顧客データの表記が統一されている事が前提となりますが、約20種類以上のマスター辞書を活用して名寄せすることで、旧社名や移転前の住所の情報であっても、新社名や移転後の住所に置き換えることが可能です。そのため従来の名寄せよりも精度が高い名寄せを実現します。
また貴社が保有する顧客ならびに見込客データベースに当社が保有する様々な法人企業の属性情報を付与することが可能です。その結果、貴社ではアプローチすべき対象客を正確に絞り込むことができます。そして、対象顧客に対して適切なマーケティングを実現でき、最終的には顧客満足度の向上にもつながるのです。
当社自体が、様々なデータを元に日本最大のデータベースを日々構築しております。そこで培った技術やノウハウの結集が、他社を圧倒する高精度な名寄せサービスです。
当社の名寄せサービスでできることは、
1)通常の名寄せツールで行われている表記統一・市町村合併のデータ処理
2)通常の名寄せツールでは不可能な略称名・誤記名で登録された情報を正式な名称に転換するデータ処理
3)吸収合併やホールディングスへの移行にともなう法人企業の系列情報を最新の系列情報に転換するデータ処理
などです。
名寄せを行う上で、重要となるのが辞書の代わりとなる「マスター」の存在です。一般的に、このマスターの量が多ければ多いほど、正確な名寄せを行うことができるといわれています。
当社が保有するマスターデータは、姓名マスター、住所マスター、郵便番号マスター、電話番号マスターなど約20種類にもおよびます。
この20種類以上におよぶマスターは、当社が日本最大のデータベースを構築するプロセスの中から創りだした当社独自のノウハウ、ナレッジでもあります。
企業データで言えば、有価証券報告書とか、登記簿、電話帳、企業のwebサイトをクローリングする等の基本的な収集方法から、官公庁への開示請求データ、電話調査、地図の表札データ、名刺データ、弊社のお取引先からの企業調査依頼など様々なソースを元に名寄せ用のマスターデータを構築しています。これらのマスターデータを創業当初から過去情報を蓄積して名寄せしているため、現在の820万拠点のデータの裏側には、約1,500万拠点分の本社や事業所の変遷の情報を紐付けて今も管理しつづけている点が、他社との違いです。
また、当社のお客様は、このマスターを活用した名寄せを実施することで、お客様が保有する顧客ならびに見込客データベースを正確な状態で保持することが可能となっています。
名寄せ・データクレンジングで活用するマスターは、日々更新されています。当社では、データドリブンマーケティングカンパニーとして、データ構築・メンテナンス専用部署を設け、データ精度を保持しています。
一般的なデータクレンジングのプログラム・ロジックでは処理できなかった名寄せパターンも含めて補正することが可能です。
同一拠点のものや、住所移転、本社・支社などの関係をLBCに設けられているコードにより紐付け、正規化します。
法人企業の社名変更情報や市町村統合情報などの情報をはじめ、書式統合マスターも保有。
これにより高い精度の名寄せが実現できます。
データの重複登録や法人企業の統廃合は常に起こっています。効果的なマーケティングを実現するには顧客データベースの定期的な整備が必要となります。
LBCのプラットフォームツールである顧客データ統合ソリューションユーソナー(uSonar)なら、LBCと常に連携しリアルタイムで重複データの統合・名寄せの自動化が可能です。
詳細はぜひお問い合わせください。