見通す事が出来ない未来を、共創をテーマに、
お客様とも、社員共々力を合わせ、形作る
ユーソナー株式会社 代表取締役社長の長竹克仁です。
私は、2000年に当社に入社し、2019年に代表取締役に就任を致しました。
入社当初から営業部に所属をし、一貫して営業に従事してきました。
当時は「企画部」と言う名称で、モノを売ることより
企画、提案をする事に重きをおいてました。
そしてこの方針は、現在に於いても大事に受け継がれています。
学生時代は、史学部を専攻し、古代史の研究をしていました。
史学部では、文献をもとに、調査を重ね、仮説を導き出し、裏づけを重ね、そして論を創ります。
データベースマーケティング支援業務についても、本質的に変わりはありませんでした。
市場、クライアント、サービス、ツールといった事実をもとに、一定の仮説を創り企業活動に活かす。
このマーケティング活動の根幹となるデータベースの構築支援を行うのが当社の業務となっています。
20年前は、現在と比べ、規模も人数もコンパクトであった為に、
直接、複数の方々から業務内容に関わらず、継続的な知識習得の重要さを教えてもらえました。
厳しくも人間的に尊敬ができる人たちと夜遅くまで、ホワイトボードを前に、
今後の会社の未来像や実現すべきツール、サービスについて、熱く語ったのはとても良い思い出となっています。
クライアントにも恵まれました。
キャリア初期は販促業務がメインサービスという事もあり、
音楽業界のキャンペーン業務や石油会社のカード販促業務を通じて、
「誰に」「どのように」情報を届けるのかを学びました。
徐々に、業務効率を向上させる分野に注力をし、「顧客データの整備」「顧客データ分析」を行い、
ラグジュアリーブランドや複合機器業界、金融業界との取引を拡充する事ができました。
当社は「デマンド」制度を導入しています。他社では「クレーム」と言われる範囲も含め
クライアントからの声を、自社商品、サービスへの改善に活かす事に力をいれております。
こうした物言うクライアントとの関係が、過去から多くある事も当社の強みになっているかと思います。
ユーソナーのみならず、これからの未来は、どのようになるか、誰にも、確実には見通すことは出来ません。
その見通す事が出来ない未来を、共創をテーマに、お客様とも、社員共々力を合わせ、形作っていきます。
われわれが目指すのは、「日本で最も非競(ひきょう)な会社」
ユーソナーは2015年から非競(ひきょう)を経営方針に掲げています。
それまでは、ユーソナー(uSonar)というクラウドサービスに、SFA(営業支援システム)とかMA(マーケティング自動化)などの機能を付帯させていました。
どうしても顧客の声を無条件に聞きすぎると、多数の顧客には必要ない複雑で過大な機能になりがちです。
『イノベーションのジレンマ』で言う日本の優れた家電のように「意味なき高性能」になりかねない。
そういう経緯で追加開発したSFA機能やMA機能は、強みのないコモディティ(汎用品)となり、無益な過当競争にもなりました。
自社の得意な分野だけに特化すべきとはアル・ライズ『フォーカス』から学んだ知見です。
ここから共生→「非競」として、自社の得意領域に特化し、近接分野は他の強みのある会社に任せるべきだと考えました。
私たちの得意領域は820万件の事業所データの網羅性です。
SFA、MA、BI(データ整理ツール)などをお求めの顧客には、最適な機能を持つ会社をご紹介します。
これにより、
①かつての競争相手はパートナーになりました。
②わが営業も専門家として最適な提案ができます。
③近接製品との連携では、客観的なコンサル支援も行えます。
その結果、顧客満足さらに社員満足も得られました。
われわれは「日本で最も非競(ひきょう)な会社」を目指します。
これからもご支援ご協力お願い申し上げます。
※「非競」は早稲田大学ビジネススクール山田英夫教授『競争しない競争戦略』第4章 協調戦略を参考にしました。