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登記簿謄本とは?記載されている内容と取得方法を解説
更新日: 2024年5月21日
登記簿謄本はビジネスのさまざまな場面で必要になりますが、法務局窓口で取得する場合には、時間と手間がかかり、なかなかスムーズに進まないのが実状です。
そこで今回は、オンラインで登記簿謄本を取得する方法をご紹介します。会社や自宅で手続きでき、手数料も安く、忙しいビジネスパーソンにとって強い味方となるでしょう。
さらに、登記簿謄本の内容をオンラインで閲覧できるサービスもあわせてご紹介します。時間とコストを削減し、業務効率をアップさせたい方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
登記簿謄本は、会社や法人の情報が記載されており、ビジネスではさまざまな用途で使われます。データ処理されていないものを登記簿謄本、されたものを登記事項証明書と呼びますが、記載内容は同じです。以前からの名残で、両方とも「登記簿謄本」と呼ばれるケースが多くなりますのでご注意ください。
使用例)
登記簿謄本を取得するには、以下の3つの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、定期的に登記簿謄本を取得する方は、オンライン取得が「手数料が安く・手間がかからず・取扱時間も長く」おすすめです。
法務局窓口で申請書を提出し、登記簿謄本を受け取る方法です。手数料は600円で、申請から交付まで30分から1時間程度かかります。登記簿謄本がすぐに欲しい方や、インターネットが苦手な方には適した方法です。
申請書を郵送で法務局に送付し、登記簿謄本を郵送で受け取る方法です。手数料は「600円+郵送料」で、申請から交付まで数日かかります。インターネット申請ができず、窓口にいく時間もない方には適した方法です。
法務局の「登記・供託オンライン申請システム」を利用して、オンラインで申請して受け取る方法で、時間もお金も節約できておすすめです。自宅・会社への郵送だけでなく、最寄りの法務局窓口での受け取りが可能で、あらかじめオンライン申請しておけば、窓口での待ち時間も短縮され便利です。
メリット・デメリット比較表
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メリット |
デメリット |
窓口 |
・申請書の書き方を質問できる ・すぐに登記簿謄本を受け取れる |
・法務局窓口まで行く必要がある ・待ち時間が長い ・平日17:15までしか申請できない |
郵送 |
・会社や自宅で申請できる ・土日祝日でも手続きできる(実際の対応業務は窓口申請と同じ) |
・申請から交付まで時間がかかる ・郵送料がかかる(封筒代+切手代) |
オンライン |
・手数料が安い ・会社や自宅で申請できる ・平日21:00まで手続き可能 |
・インターネット環境が必要 ・インターネットバンキング等が必要 |
参考:法務局「登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です」
頻繁に登記簿謄本を取得するビジネスパーソンにとって、窓口申請は時間と手間がかかり大変な作業となります。ここでは、それらの悩みを解消できる、オンラインで登記簿謄本を取得する方法を具体的にご紹介します。
参考:登記・供託オンライン申請システム「登記ねっと 供託ねっと」
法務局のシステムを利用すれば、会社にいながらオンライン申請ができ、会社で受け取ることが可能です。
窓口申請は平日17時15分までのところ、オンラインなら平日21時まで申請できます。法務局窓口で登記簿謄本を取得する場合の手数料は600円のところ、郵送受取500円・窓口受取480円で、費用もカットできおすすめです。
はじめて「登記ねっと」を利用する場合には事前登録が必要ですが、次回以降は数分で手続き可能になりますので、ぜひお試しください。
①初めての場合には事前登録が必要
初めてオンライン申請を利用する場合は、事前に「申請者情報登録」が必要です。登録には、メールアドレス、パスワード、本人確認情報などが必要となります。
②専用アプリまたはWEB上から交付申請
利用者登録が完了したら、専用アプリまたはWEBサイトから交付申請を行います。登記簿謄本を取得したい法人の会社法人等番号や、受取方法など必要事項を入力するだけで簡単です。
③インターネットバンキング等で料金を納付
申請後、インターネットバンキング、またはPay-easy対応のATMから手数料を納付して手続き完了です。
④法務局窓口または郵送で受け取り
手数料の納付確認後、基本的に1~2日程度で発送され、郵送受取の場合は1週間以内が目安になります。窓口受取であれば待ち時間なく、即日受け取ることも可能です。
登記簿謄本の原本は不要で、情報を閲覧するだけであれば「登記情報提供サービス」がお得で便利です。「不動産や会社・法人の登記情報・地図・図面情報」などをインターネット上で確認できます。
参考:登記情報提供サービス
パソコンやスマートフォンで登記簿謄本の情報を閲覧できますが、使用申込手続きに1週間程度かかりますので、はじめて使用する場合には注意が必要です。
利用時間
平日:8:30~23:00
土日祝日:8:30~18:00
(地図・図面情報は平日8:30~21:00)
料金
登記簿謄本:331円/1件
登録費用
個人:300円
法人:740円
支払い方法
個人:クレジットカード
法人:口座引き落とし
登記簿謄本を閲覧できるサービスとして前述の「登記情報提供サービス」をご紹介しましたが、「初めて使う際の申込手続きに1週間程度かかる」「法人はクレジット払いできない」「入力項目が多く画面が見づらい」「登録費用がかかる」などの注意点がございます。
ここでは、新規登録費用も無料なので使いやすく操作も簡単な、登記簿謄本の閲覧サービス「登記ソナー」をご紹介いたします。
料金比較表
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登記ソナー |
登記情報提供サービス |
全部事項 |
298円 |
331円 |
登記事項概要ファイル |
138円 |
141円 |
所有者事項(不動産) |
138円 |
141円 |
土地や図面ファイル |
358円 |
361円 |
①「登記ソナー」にアクセスする
参考:登記ソナー新規会員登録またはログイン画面
②新規会員登録
入力項目も少なく簡単に登録できます。基本的に「氏名」「メールアドレス」「パスワード」を入力し、メールアドレスが正しいか認証した後に「クレジットカード情報」を追加して完了です。
③使用スタート
検索画面もシンプルで使いやすく、PC操作が苦手な方も安心です。2回目の使用からはログインすれば即使えますので、すぐに閲覧可能です。
さらに、日本最大の企業データベース「ユーソナー」と連携させれば、顧客管理やマーケティングが加速度的に効率化できます。登録無料かつ実際にダウンロード取得するまで無料で使えますので、ぜひ一度お試しください。
登記簿謄本をオンラインで取得・閲覧することで、時間とコストを削減し、業務効率をアップさせることができます。忙しいビジネスパーソンにとって、オンライン取得・閲覧サービスは強い味方となるでしょう。本記事で紹介した方法を参考に、ぜひ登記簿謄本のオンライン取得・閲覧を検討してみてください。
特に、日本最大の企業データベース「ユーソナー」が提供する「登記ソナー」は、新規登録無料で使えますので、ぜひお試しください。
この記事を書いた人
ユーソナー編集部
MXグループ・編集長
ユーソナー編集部です。
主にBtoB事業を営む企業様に向け、これからの業務のあり方を考える上で有用なデータ活用やデジタル技術に関する情報を発信しています。
ユーソナーは業種・業界問わず
様々な企業において活用いただいております。
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