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企業データベースのプロが解説する|営業戦略立案ガイド~成功要因を解説!~
更新日: 2023年4月17日
どれほど優秀な営業担当が優れた製品を提供していても、適切なタイミングで、適切なメッセージを、適切な相手に伝えることができなければ、取引は成立しません。自社の製品やサービスが顧客にとって緊急の問題を解決することを示すことが重要となります。
この記事では、自社のアプローチをポジティブな方向で顧客に印象付けて、効率的に見込み度の判定と更新を行い、顧客獲得までのフローを改善する方法についてご案内します。
目次
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見込度がある客は、アウトバウンドコール、メール、ダイレクトメール、ソーシャルメディア、展示会をはじめとしたイベントなど、さまざまな方法で見つけることができます。 一定以上見込み度がある顧客に対しては、セールスフャネルを通じてナーチャリングを行い、製品やサービスについて教育し、購入に転換するプロセスを進行します。
業界や営業手法によって差異はありますが、一般的には以下の手順を進めることになります。
1.理想的な顧客像を明確にする 自社の製品やサービスを最大限活用している顧客を「業種」「企業規模」「所在地」「部門」「担当者役職」といった情報から定義します。
といった目的を持つ理想的な顧客像に共通する項目は何かを特定することで、事業責任や日々の仕事内容、さらには不便と感じ得ることについて詳細なイメージを持つことができます。
理想的な顧客像を定義することは、見込み顧客のニーズの発端がどこにあるかという共通理解を、営業組織内で作り出すことに繋がります。 共通理解を作りやすい指標としては、以下のような項目が挙げられます。
2.アプローチリストを作成し、適格なリードを特定する 理想的な顧客像の条件に合致する企業をリストアップします。具体的には以下のような方法でリストを形成していきます。
見込み顧客のリストができたら、リスト内の企業の事業目的や投資領域といった項目に関する詳細なリサーチを、以下のようなデータを用いて実施します。
3.見込み顧客への接触方法を決める 適格なリードにアプローチする方法としては、メールや電話によるミーティング依頼、SNSやペイドメディアを活用した宣伝などがあります。会話を始め、関係を築くことが重要です。 見込み顧客が「売りつけられた」と感じたり、営業担当者が見込み顧客の課題に対する理解を欠いていたりすると、途端に商談機会が断ち消えてしまうので注意が必要です。 見込み客が抱えるビジネス上の問題を自社の製品やサービスで解決できるような文脈をいくつかのパターンで準備した上で、適切なアプローチ方法を選定するべきでしょう。
見込み顧客が新しい製品やサービスを購入する際には、多くのステークホルダーの利害関係を整理する必要があります。大きな組織であるほど、より長い時間、より綿密な投資検討をするようになり、結果として見込み度の判定は以前より難しくなっています。
このような状況で、営業現場において見込み顧客のニーズを先取りし、顧客対応の優先順位付けを行うためには、データ活用は不可欠です。
データ活用によって見込み顧客のニーズを正確に把握し、最適な営業担当者をアサインすることで、成約率の向上や営業活動の効率化につながるでしょう。
当社が提供しているRating2.0は、既存顧客データの「企業属性情報」「企業の特徴や業績・投資傾向」「ツール導入状況」「購買意欲に関するオンラインデータ」といった情報をもとに、見込み度の高い企業をAIが自動的にリストアップするサービスです。見込み顧客リストの再評価や新たな見込み顧客の発掘を検討している企業様にご利用いただいております。
この記事を書いた人
ユーソナー編集部
MXグループ・編集長
ユーソナー編集部です。
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