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BtoB営業でSalesforceが定着しない3つの理由とは?データ活用に繋げるコツを紹介
更新日: 2025年11月27日
こんにちは。ユーソナーマーケティング担当の渡辺です!
本日は、2025年9月18日に開催したユーソナー社主催のセミナー『kintone×uSonarユーザー3社登壇 業務効率化と営業改革の実践事例を公開!』のレポートをお届けします。
目次
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第一部となる本セッションでは、kintoneを使った業務効率化や営業改革の事例について、そしてkintoneとユーソナーを
連携することによる効果について、コムチュア株式会社の川瀧氏と橋倉氏がお話してくださいました。
コムチュア株式会社は、多様な業種・業界のお客様に対し、現場で本当に使われる仕組みづくりを重視したシステム設計・導入を行う独立系SIerです。
登壇者(左から)
コムチュア株式会社
クラウドソリューション事業部コラボレーション本部 コラボレーション第三部
橋倉 諒氏 川瀧 研之介氏
川瀧氏は、事例に先立ってkintoneとユーソナーの概要を説明しました。
そして両製品を組み合わせたメリットについて、「ユーソナー社が提供する「法人データ」を、
kintoneで活用することで、攻め(営業活動という側面):と守り(顧客管理の側面):の二つの軸で
業務貢献し、お客様の成果の最大化を実現します」と解説しました。
そしてkintoneとユーソナーのツール併用の事例として、以下の3つの事例について解説しました。
1つ目は、kintoneで実現する営業支援システムの事例
2つ目は、システム導入による業務効率化の事例
3つ目は、組織のDX人材育成および業務効率化、営業改革の実現
最後に、kintoneとユーソナーのツールである「プランソナー」を同時に使うことでできるように
なることを実際のデモを交えて解説しました。
第二部ではマルテー大塚社・サクラクレパス社・久世社がパネルディスカッション形式で各々での
kintoneとユーソナーサービスを組み合わせた活用事例を紹介しました。

登壇者(左から)
株式会社久世 経営戦略推進室 DX推進専任マネージャー 澤田 真 氏
株式会社サクラクレパス マーケティング部デジタル戦略課 兼Web販売開発課 課長 岡田 健吾 氏
株式会社マルテー大塚 管理本部システム部 副部長 石井 健太郎 氏
マルテー大塚社(石井氏): 以前は、同じお客様でも経由する特約店(塗料販売店など)が異なると
別のコードで登録されてしまい、同じお客様なのかどうかを判断できない状態でした。
マルテー大塚は、刷毛やローラーなどの塗装用品を製造するメーカーとして、それらの製品を
特約店に卸しています。しかし、実際に製品を使用するのは、特約店の先にいる塗装業の方々です。
そのため、異なる特約店を経由していても実は同じお客様であったというケースを正しく把握する必要があり、
この課題解決にユーソナーのツールを活用しています。
サクラクレパス社(岡田氏):自社では流通の兼ね合いで、同じ販売店に対して複数の顧客管理コードが
発生する仕様だったため、紐づけに工数を要していました。以前は他社製品を導入していましたが、
その解決のためにユーソナーツールを用いることにしました。
久世社(澤田氏): SFA導入をした当初、入力の工数の多さからなかなか入力をしてもらえませんでした。
業務が増えるイメージの払拭のために、ユーソナーのツールを導入することによって、
営業マンには戦うための武器が与えられ利便性が高まることをアピールし、案件管理の浸透につながりました。
業種・業態も異なる3社ですが、採用の決め手としては「事業所単位でコードが付与されていること」を共通してあげられました。
マルテー大塚社(石井氏):大企業から個人まで網羅されているのが良いと思いました。
工場や事業所単位でLBCコードが付与されていたのが決め手になりました。
サクラクレパス社(岡田氏):当社の販売店には個人事業主様も多く含まれるほか、最終納品先として、
幼稚園など教育施設もマスタを保持しています。それらの情報とも7割ほどマッチしたことや、
日次でkintoneと連携できたのが大きかったです。
久世社(澤田氏):当社の顧客には個人事業主向けも多いのですが、ユーソナー社のデータベースと
自社の顧客データの94%がマッチしたことを受けて導入しました。同じ取引先でも複数の取引先コードが発生したり、
名寄せができないという状態が20年ほど続いたため、データクレンジングができたのは大きなことでした。
マルテー大塚社(石井氏):エンドユーザーである塗装会社さんの管理が出来るようになった事で、直接DMを送ったりという事が出来るようになりました。塗装会社さんは同じ名称である場合も多い為、管理が正確に出来るようになった事が成果です。また、ライブアクセスを用いて自社サイトを閲覧した企業の把握もしています。名刺管理ツールであるmソナーで取った情報をkintoneに連携させる事が出来ているのでサードパーティのメール送付アプリと連動させる事でメール送付がやりやすくなっています。
サクラクレパス社(岡田氏):顧客名の揺れやコードの統一を実現し、4割ほどのデータを圧縮できました。これまで自身で行っていたデータのクレンジングや重複を無くす為の作業もまったく必要無くなった為、助かっています。それまで個々人が管理していたためサイロ化していた顧客カルテも、kintoneを用いて統合することができました。また、ユーソナーツールの導入による副次的な効果として、店舗ごとの動きを本部担当が見るということも可能になりました。例えばチェーン展開されている販売店の本部の方とのやり取り、各店舗の方とのやり取りはこれまではバラバラに管理されていましたが、本社LBCを活用する事でこれらを一括で確認出来るようになりました。
久世社(澤田氏):サイドソナー(現プランソナー)とkintoneの画面を半分ずつ使って社員は業務をしています。当社の既存顧客データを連携させている為、例えばホテルを複数運営している企業があった場合、既に取引をしているホテルと、まだ取引がないホテルを可視化出来るので、アプローチ先の選定に使うことができます。また、当社にとってありがたいこととして、LBCに紐づく住所データが都道府県、市町村、といったように項目が分かれているということがあります。このお陰で、エリアを面で見て物流の効率を見える化できるようになりました。
そこから参加者の方からの質問に移り、登壇者の皆様にお答えをいただきました。
発表の後は登壇者に話をしたり、参加者の方同士で交流を取ることのできる懇親会が開催されました。
普段の業務や交友関係の中ではなかなか出来ない交流や情報交換の場として、大変盛り上がる場となりました。
この記事を書いた人
ユーソナー編集部
MXグループ・編集長
ユーソナー編集部です。
主にBtoB事業を営む企業様に向け、これからの業務のあり方を考える上で有用なデータ活用やデジタル技術に関する情報を発信しています。
ユーソナーは業種・業界問わず
様々な企業において活用いただいております。


























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