営業DX 顧客データ整備 名刺管理

mソナーとSalesforce連携 法人営業が効率化

名刺データと企業データ、瞬時にひも付き営業DX促進

三井ホーム株式会社

住宅事業・木造施設建築

INTERVIEWEE

  • DX推進部長 田中 様
  • DX推進部 DX推進グループ 芦田 様
  • DX推進部 DX推進グループ 神谷 様

注文住宅で有名な三井ホーム株式会社様。推進中の事業戦略ではセレクト住宅事業、木造マンション賃貸住宅事業、中・大規模木造施設の建設事業といった新規事業に乗り出しており、顧客データ活用を軸とした法人営業のDXも進めています。ユーソナーの企業情報&名刺管理アプリ「mソナー」を導入いただいている三井ホームDX推進部様にお話をうかがいました。

  • 導入前の課題

    • Salesforce内のデータが重複し、商流上の法人データを正確に把握しにくい
    • 名刺アプリが「電子の名刺ファイル」にとどまっていた
  • 導入の決め手

    • 中小企業や個人事業主まで網羅した企業データベースLBCが活用できる
    • 他の名刺管理アプリと比べ事業変革DXにふさわしく、コスパに優れている
  • 得られた効果

    • Salesforceへの入力時間が5分の1に削減(5倍の速度向上)
    • 名刺をmソナーに登録すると、すぐ詳細な企業情報と紐づく
    • 商流上の法人データが正規化・可視化され、営業方針が立てやすくなった
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三井ホームDX推進部の田中部長、芦田さま、神谷さま(左から)

導入前の課題

Salesforceユーソナー連携で、法人営業データ再構築

三井ホーム様といえば、いち早くツーバイフォー工法住宅を取り扱うなど木造注文住宅で有数の企業です。連結売上高2000億円超、従業員2559人という業容で創立50年の節目でもありますね。そのなかでDXを推進する意義やDX推進部様のミッションや課題をまずお聞かせ下さい。

田中

当社の事業戦略のなかで、注文住宅をはじめ7つの事業の柱を置きました。きめ細かく設計からこだわる注文住宅だけでなく、共働きなどコスパ・タイパを重視する世帯がウェブ上で好みを選べるセレクト住宅といった新規事業も含みます。当社も世の中の変化に合わせて進化していきますので、全国の社員の情報インフラの整備、なかでも営業部門のツールやデータ環境は、最終的にお客様に喜んでいただけるかに直結する非常に重要なテーマだと考えています。事業変革と成果に結びつくDXはどうあるべきか日々考えながら、各事業部門、法人営業、各支社の営業マンの環境の提供を行っています。

営業分野の情報・データのあり方について、具体的にはどのような課題テーマがありましたか?

田中

営業部門ではSalesforceを当社のコアシステムとして使っています。私はSalesforceとの関わりは長くて、2010年代の前半、経営企画部門にいた立場で導入に関わりました。その後、営業現場でマネジメントする立場でも扱いました。Salesforce内にデータが蓄積していくなかで法人データの重複が起き、活用に支障が出てきたため、現在の立場で運用環境の再構築に携わりました。

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DX推進部の田中部長

Salesforceが課題というよりも、入れるデータの問題で本来の機能が発揮できない、という課題ですね。当社の立場でも非常によく聞く課題です。

田中

社内で運用していくと、どうしても入力時などに表記のばらつきや更新漏れといったデータの問題が起きます。どのような表記揺れも吸収し、一意のデータに名寄せしてくれるユーソナーのLBCコードの存在を知り、連携するようになって、運用の再構築にめどがつき、Salesforceの問題はほぼ落ち着いたんです。私はLBCコードを非常に高く評価しています。

ありがとうございます。ところで御社の商流では、法人データはどのような位置づけで取り扱われていますか?

田中

当社は住宅展示場への集客のようなBtoCのシーン以外に、木材建材を工務店様に販売したり、建築の施主が法人である法人営業(BtoB)があります。さらに、金融機関様や税理士様、各支社エリアの不動産業者様を介して土地や建物のオーナー様の需要をキャッチするBtoBtoCの商流があるんです。ご自身の土地や建物を有効活用したいというオーナー様がまず相談する先が金融機関様や税理士様という場合も多いため、各支社エリアではこうした皆様や不動産業者様とのおつきあいを非常に大切にしています。

全国のフィールドセールス部門は、こうした皆様とのおつきあいのなかから住宅建設に関する様々な需要情報をキャッチし、ご提案に活かしていくのですね。

田中

こうした間に入る「B」の皆様との関係性の把握や店舗ごとの活動量の違いを可視化するためにSalesforceを運用し、LBCコードでデータの正規化・最新化を行っております。LBCコードと連携できるようになってからは、小規模な事業者様までも正確なデータが紐づくので、各人の入力が格段にラクになりました。逆にそれまでは入力表記ルールの徹底が難しく、データの重複を招いてしまったというわけなのです。

名刺管理ツールに関しては、どのような課題がありましたか?

田中

各自が「電子の名刺ファイル」といった程度の意識で使っていたと思います。Salesforceと連携できる無料の名刺管理アプリだったのですが、とくにデータ連携できてベネフィットが得られている意識はありませんでした。このサービスが2024年春にサービス終了することがわかり、ほかの無料アプリを探していました。そこへユーソナーさんから、有償であるもののLBC搭載のmソナーはどうかとご提案をいただきました。

導入の決め手

すでにLBCコードの正確性・網羅性を実感
mソナーの便利さをイメージできた

それまで無償で使っていた名刺アプリを有償化するというのはコストがオンするわけで、大変なご決断・ご評価をいただけた形です。

田中

全国の細かな事業所まで網羅されているLBCコードと連携できる名刺アプリということの利便性をイメージできた、という点が決め手でした。それまでは名刺管理アプリで名刺情報を読み取ってもSalesforce側としっかり連携した活用ができていませんでした。さきほど述べたとおり、当社はすでにSalesforce側の顧客データはLBCコードで管理できています。mソナーなら名刺をスキャンした瞬間にLBCコードが紐づくので、Salesforceデータと名刺データも即座に紐づくのです。この劇的な便利さは、ほかのアプリでは実現できない価値をフィールドセールスにもたらす、と思いました。

フィールドセールスの現場で指揮をとった方がDX推進する大切さを感じるお話ですね。mソナーに決める際、どのような比較をしましたか?

田中

有名な名刺管理アプリ3-4社に関して、機能とコストで比較しました。

得られた効果

名刺枚数、営業活動量が可視化され、営業方針が立てやすく

法人営業部門や各支社のフィールドセールスの皆様以外に、木材建材事業部門、傘下のグループ企業へとmソナーの利用先を広げていただいています。どのような点をご評価いただいていますか?

田中

木材建材事業でも各地の工務店様などとの取引が多く、名刺交換すると中小企業や個人事業主単位でデータ整備されているユーソナーの企業情報と即ひもづくのが非常に便利です。名刺交換が多い部署やグループ企業には、基本的にmソナーを使ってもらいたいと思っています

導入効果について、さらに詳しく教えていただけますか

芦田

お客様情報の登録(入力負荷)の点で、フィールドセールスの現場がはるかに楽になったと聞いています。訪問活動や面談の記録をセールスフォースに入力、関係した法人データの作成、やりとり記録まで作業1回あたり一人につき平均15分ほどかかっていたが、ユーソナーの導入により、入力候補変換がサジェストされるようになりました。これにより入力値が正確になり表記揺れの発生を抑えることができただけでなく、1回あたりおよそ3分以下に短縮できました。つまり作業効率が5分の1に圧縮できた、作業効率が5倍になったと考えています。 エンドユーザーであるお客様情報の入力は各営業現場で日々行っていますが、商流の間に入るB、さきほど述べた金融機関様などの法人の登録は、どうしても入力が負荷となる作業であり、表記の乱れも起きがちでしたが、ゼロから入力する煩わしさがなくなったのが大きな変化で、現場から評判の良かったところです。名刺データに関しても同じです。

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DX推進部の芦田さま

神谷

Salesforceへの自分の営業先の活動履歴の登録に関しても、LBC連携前は自分で登録しなくていけませんでしたが、LBC連携後は始めから入っていますので、活動履歴を登録しやすくなったと聞いています。

データの可視化や活用の面での効果はいかがですか?

芦田

ユーソナーのLBCコード導入により、もともとSalesforce内にあった取引先法人データのうち、約2割もの重複を省くことができました。以後はデータが一元化でき、正しい法人データ基づいた営業マーケティング活動が可能となっています。例えば、Salesforceのダッシュボードで、支社ごとの名刺枚数、商談数、案件数などが正しく出せるようになりました。そこから金融機関様から紹介をじゅうぶん得られている支社と紹介余地のある店舗が見えてくる。また、ダッシュボードで可視化されたデータをもとに、KPI達成へどう作戦立案するかといった議論ができるようになってきています。

田中

いま思えば昔はデータが分断されていましたし、会議のためにスプレッドシートなどでのレポートを作成するのも手間でしたよね。いまはダッシュボードがあれば余計な数表作成の手間も不要です。営業の生産性が格段にあがったと言えます。

導入事例 三井ホーム様 連携イメージ

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今後の展望

「評点」や「要注意」...多彩な機能と情報、広がる活用アイデア

導入後の当社のアフターフォローの状況などはいかがですか?

神谷

名刺管理サービスを切り替えるわけなので、名刺画像データの安全な移管などが山場でしたが、これに関してもきめ細かく対応してもらいました。操作方法に関する問い合わせ対応は常時行っていますが、ユーソナーさんに協力いただきトレーニング会を開いたりしてさらに定着をはかっていきます。

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DX推進部の神谷さま

今後はどのようなユースケースが考えられますか?

田中

ひとつは異動時の対応ですね。どの営業現場でも、不動産業者様、金融機関様はじめ、かなり「人と人のつながり」で成り立っています。異動でつながりが途切れないよう引き継ぎはもちろんしますが、前任はこことこうつながっていたんだ、とデータ上でわかるだけでも引き継ぎがスムーズになりますし、後任にとっては活動のベンチマークになり得ます。

芦田

支社のエリア内のここの工務店様はまだつきあいがないからアプローチしよう、といったこともできそうです。

mソナーの機能で、名刺交換の状況を可視化できる機能(名刺将棋)がありますので大いに活用いただきたいです。mソナーの強みのひとつである「評点」や「要注意」に関してはどうですか?

神谷

「取引しようとしている会社の評点がmソナーでこうなっているけど契約して大丈夫だろうか」といった問い合わせは、すでに現場から何度も来ています。相手の信用度を自分のスマホ上で簡易的にチェックできるのがmソナーの良さなので、現場に周知していきたいですね。

さらには、住宅展示場でお申し込み記入されたお客様の勤務先情報に関しても、mソナーの情報を参照いただく、といったこともできるかもしれませんね。

田中

例えば企業城下町のようなエリアで、そのグループ企業にお勤めの場合などが早々にわかれば、別のコミュニケーションやご提案ができるかもしれません。mソナーとLBCの可能性に期待しています。

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