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ユーソナー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長:福富七海、代表取締役社長:長竹克仁、以下ユーソナー)は、独自に開発したデータコラボレーション解析アプリ「検索ソナー」で使用する技術の特許を取得しました。
検索ソナーは、インターネット上の情報とユーソナーが保有する日本最大級の法人マスタデータを、ブラウザ上でデータコラボレーションすることができます。顧客データ統合ソリューション「ユーソナー(uSonar)」と組み合わせることにより、データアナリストなどの専門家でなくても、膨大なデータから柔軟かつ安全に、ターゲット分析や特定作業ができるようになります。
特許概要 | WEB 上の非構造データと企業情報を活用したターゲット解析モジュール |
特許番号 | 特許第7383456 |
発明の名称 | 情報管理システム、識別情報付与モジュール及び情報管理方法 |
特許登録日 | 2023年11月10日 |
特許権者 | ユーソナー株式会社 |
データコラボレーション解析技術を開発した背景
一般的にBtoBでの新規開拓営業においては、Web検索を用いた営業対象の選定や、企業調査を行うプロセスが大きな労力を要しており、効率化の必要性があったことから始まりました。
また昨今では、AIなどの解析技術を活用した新規開拓営業の取り組みも増えていますが、Web上のデータ量の増加により、解析技術の開発と運用に大きなコストがかかります。
そのため、ユーソナーは、Webページ情報と日本最大級の法人マスタデータを統合し、簡単に解析できるデータコラボレーション解析アプリ「検索ソナー」を開発し、特許を取得しました。
データコラボレーション解析アプリ「検索ソナー」の特徴
検索ソナーは、Web検索結果と法人マスタデータをデータコラボレーションすることで、ニッチな新規ターゲットリストの作成が可能です。更に「ユーソナー(uSonar)」と組み合わせることで、Salesforce等のSFA やCRM 上での案件ステータスや該当企業の担当者情報と簡単に連携することができます。
プライバシーテック技術も活用して、個人を特定できない企業単位で新規ターゲットを抽出できます。
これにより、従来のWeb検索を活用した営業活動が効率化されます。
データコラボレーション解析アプリ「検索ソナー」の活用シーン
検索ソナーは、「ユーソナー(uSonar)」のユーザー企業であれば、特定のターゲティング条件に基づいて、Google Chromeなどのブラウザ上からデータを抽出することが可能になります。
これにより、従来の企業ターゲティングが大幅に強化されます。
具体的な活用シーンとしては、以下のようなものがあります。
- 「既存客を除く売上50億円以下」で、「『ドローン』関連の部品を製造」している企業の検索
- 「既存客を含む上場企業」で、「『働き方改革』や『ワーク・ライフ・バランス』」に力を入れている企業の検索
- 「首都圏の情報通信業」で、「『フレックスタイム制』や『在宅勤務』」を実施している企業の検索
この特許に基づくデータ統合解析は、具体的に以下のステップで行われます。
- 検索ソナーアプリにログインする。
- Google検索バーにキーワードを入力する。
- 表示された検索結果と法人マスタデータの突合を自動実行する。
- ブラウザ上から新規ターゲットリストの自動生成・抽出する。
また、ブラウザ上の検索結果一覧には、「ユーソナー(uSonar)」のユーザー企業が利用するSalesforce等のSFA やCRM に格納された既存客や営業活動中の顧客も表示することができるため、SFA やCRM の利便性も向上します。
今後の展開
ユーソナーは、法人マスタデータを構築するうえで培った、データ整備・強化する技術を活用した各種マーケティングソリューションを提供してきました。
今後は、「検索ソナー」をはじめ、個々の企業の状況に応じたコミュニケーションを可能とするアプリ開発や、効率的な市場開拓を可能とする経営戦略プラットフォームを開発してまいります。また様々なテックベンダーやコンサルティングファーム、WEB 制作会社、BPO 会社などのパートナーと連環して総合的なマーケティングにおける課題解決を支援できるマーケティングトランスフォーメーション(MX)を目指します。
顧客データ統合ソリューション「ユーソナー(uSonar)」について
顧客に関わる様々な情報を統合し、管理することができるクラウド型のCDI (Customer Data Integration)ツールです。ユーソナーが長年培ってきた様々なフォーマットのデータをクレンジングするノウハウや、自社構築した820万拠点の法人マスタデータ「LBC」が搭載されています。
※詳細はWEBサイト: https://usonar.co.jp/service/usonar/ をご確認ください。