2012年01月22日
営業本部の長竹です。1月20日(金)に「ダイレクトマーケティング企業視察ツアー」と題しまして、日頃お付き合いをさせて頂いている会社に協力を頂き、企業視察ツアーを実施致しました。
当日は、東京は雪。生憎の天候ではありましたが、皆様のご協力により大きく時間的な遅れや事故なども無く、ツアーを進める事が出来ました。各視察先での熱意を持った対応や真剣な参加者様の雰囲気により寒さはあまり感じない一日でした。
朝、9時に新宿を出発し、最初の視察先『株式会社ルナYBF』社(以下ルナ社)に向かいました。ルナ社は、山田養蜂場グループ企業で、健康食品、健康飲料の受託製造、販売を行っている会社となります。大変厳しい品質管理のもとに製造を行われており、その管理、運営、設備を見学させて頂くというのが目的となります。
製造工場にバスが近づいた際に感じた事は、極端に窓が少ないという事。
その雰囲気は、データセンターをイメージさせるものでした。
これは、相当こだわった設備かもしれないと、施設に入る前からワクワクしてしまいました。ルナ社社長より、全般的な会社説明を受けた後は、工場見学へと移ります。
取締役の方自ら工場見学案内を行って頂きましたが、自社工場に対する信頼感、自信、誇りを感じる事が出来ました。
私が、この工場見学を通じて、『凄い』と感じた事は以下の三つとなります。
●『設備、施設が凄い』
・医薬品製造が可能な施設である事。
健康食品製造は、粉末を材料とする事が多く、空中に拡散をしてしまう事があるとの事です。
製造ラインが隣接をすると機械に付着をする可能性が高い為、一つの作業室に1台の生産設備を置く「ワンルーム・ワンマシーン」配置を行っていました。
工場見学後、質疑応答をさせて頂き、お土産まで頂き、次の施設先に向かいました。
続いての視察先は、『株式会社ラシスコ』社(以下ラシスコ社)。
メーリング作業や物流管理、データ入力管理を行っている会社様となります。
ダイレクトマーケティング企業視察というテーマに於いて、ダイレクトメールの作業運営についての視察は外せません。 ダイレクトメールは、とて身近なプロモーション手法ではありますが、実際にどのようにメーリングを行い、発送にまで至るのか意外と知らない方が多くいらっしゃるのではないでしょうか? 作業の内容上、視察は難しいかとは考えておりましたが、ラシスコ社の協力により運用見学を実現をする事が出来ました。
●人と機械の調和がとれている
・作業場に最初に訪れた際に感じた事は、配置のバランスでした。各工程毎に、機械と人が効率よく配されており、効率よく作業が行われておりました。
こうした人と機械の配置というのは、長い経験が無いと中々上手くできるものではないと感じました。
●多様なメール作業の存在
・ダイレクトメールと言っても多様な作業がある事を理解する事が出来ました。ラミネートタイプのフィルムで覆うタイプ(これも開けやすい用に特殊加工がされているものなど)や一度に9点までの封入、封緘ができる機械、1インチ単位で自由に印刷が出来るダイレクト印字プリンターなど、実際に機械を動かして頂き、仕上がりを見る事が出来ました。印字インクを水に強いタイプにされていらっしゃったり、細かい所での工夫も教えて頂けました。
●管理の確かさ
・データの授受、管理についても伺う事が出来ました。
各企業様により、データの授受については、考えの差があり、そのGAPを埋めあわせ、かつ、セキュリティ的にもコンプライアンス的にも一定上の質を保つのには大変な努力をされていると感じました。
3社目は、『株式会社U-NEXTマーケティング』社(以下U社)となります。
自宅で音楽、映画など多彩なコンテンツを楽しめる次世代型TVエンターテイメントサービス「U-NEXT」を展開されている企業様です。お客様に「U-NEXT」サービスを提案する為のアウトバウンドセンター(コールセンター)の視察をさせて頂きました。
最後の視察先は、『KDDI株式会社』社(以下KDDI社)となります。
通信事業を営なまれており、莫大な量のコンテンツや個人情報管理などを行っております。今回の視察では、その管理行っているデーターセンターについての見学を行いました。
●変わらない管理維持の体制
・データセンターで重要な事は、変わらない事です。預けたデータ、コンテンツが預けた状態で維持をされる事。これが大変重要で、唯一の価値提供部分であると思います。
そうした観点から、KDDI社データセンターを見ると、この「変わらない事」を提供をする為に、あらゆる工夫、投資が行われている事が理解を出来ました。
一つの例として、昨年の震災。東京では震度5強の地震に罹災しておりますが、このデータセンターでの被害は、皆無との事でした。震災により、耐震性を強化しなくてはと考えれている企業様は多いと思います。
KDDI社のデータセンターは、その震災前からリスクを想定されていた点について、先見性と安心感を感じました。
また、自家発電装置の定期点検やその際の騒音対応についても近隣の方への配慮などにも気を配れている点にホスピタリティを感じました。
立地の関係上、少し離れた場所にバスを停める事になりましたが、担当の方々はその場所まで見送りにきて下さいました。「変わらない」為には、日々の変化に敏感、配慮をする必要があるとも思います。こうした部分を行動で示されている点にしっかり根付いているなと感じました。
今回の企業視察ツアーは、一日で4社という事もあり、大変盛りだくさんな内容であったかなと思います。
実は、移動のバスの中でも、ダイレクトマーケティング関する簡易セミナーもやらさせて頂いたり、参加企業様同士での交流会など色々な事もやらさせて頂きました。
弊社は、ダイレクトマーケティング、企業と消費者、企業と企業を直接的につなげ、双方でお喜び頂けるような支援をさせて頂いております。今回のツアーでは、その「ダイレクト」の部分を進めまして、「体験」「経験」を提供する事により、各企業様のサービスや業務に役立てられればと思い、企画させて頂きました。
百聞は一見にしかず。
そして体験は、記憶となる。
残った記憶は、糧になり、新しい価値観、サービスを生み出せるものとなるかもしれません。