1.IT投資で重要視されている ①IT基盤統合 ②プロセス可視化
ITR「IT投資動向調査2016」を参考にしながら、企業がIT投資領域として重要視している課題/領域についてみてみましょう。
注目する内容は、マイナンバー制度への対応以上に取り組む課題があるということです。
その課題内容とは、
- ①ビジネスプロセスの可視化・最適化
- ②IT基盤の統合・再構築
となっています。
2.IT基盤統合の目的。それは顧客データベースの活用である。
CRMをはじめとする多くのツール・システムがクラウド型となっています。
MM総研のまとめによれば、2019年度のクラウド市場規模は2兆円を超える予想です。
これは、企業におけるIT投資が金額的に実行しやすくなったことととらえることもできます。
一方で、1つの企業/会社のIT環境において、以下のような課題が発生していることも事実です。
①各事業部が投資目的、内容の統制を図らなかった結果、別々のIT基盤だったり、また、互換性のないIT基盤を導入してしまっていること。
②IT基盤内部のデータベースを活用するにあたり、IT基盤間の連携、そして顧客データの有効活用という課題があがっていること。
このように、マーケティング部門や営業企画部門が顧客データベースを活用するときに、課題として挙げる内容が「IT基盤どうしの連携」です。
3.セゾン情報システムズ。IT基盤統合。作業時間「0/ゼロ」で実現。そのやり方とは?
当社のお客様「セゾン情報システムズ」様の課題もそのほかの企業と同じようにIT基盤の統合でした。
具体的には、マーケティング部門が導入している「Oracle Marketing Automation(Oracle Eloqua)」と営業部門が利用している「Salesforce」の連携です。
この連携が実現できていないため、各マーケティング施策からいくらの売上・利益があがったのか、ROIを正確に把握することが困難な状況でした。
各IT基盤の連携を実現できない要因として「2.IT基盤統合の目的。それは顧客データベースの活用である。」にも記載したように、
部署やデータソースごとにさまざまなフォーマットで顧客データが管理されている点が挙げられます。
セゾン情報システムズ社は上記の課題を解決し、IT基盤の統合を実現するために、当社の
顧客データ統合ツール「uSonar」を導入しました。
以下の図のように、アプレッソ社の「DataSpider Servista」(データ連携ツール)をHUBとして活用し、
「Oracle Marketing Automation(Oracle Eloqua)」と連携しています。
「uSonar」内で企業名などの表記ゆれの正規化、企業属性の付与を自動化し、各IT基盤間をまたぐ統合データベースを構築しました。
その結果、
異なるIT基盤のデータ統合にかかっていた業務負荷を0(ゼロ)にするという大きな成果をあげています。
さらに、マーケティング部門と営業部門のIT基盤を連携したことにより、
各マーケティング施策のROIを正確に把握することも実現しました。
*セゾン情報システムズ社が
顧客データ統合ツール「uSonar」を導入。そのプレスリリース内容は
こちらからご覧ください。
(より詳細にセゾン情報システムズ社の取り組みについて知りたい方は是非ご覧ください。)
当社の「uSonar」を活用し、IT基盤を統合・連携した実績も多数ございます。正確なROIを把握することは、戦略のPDCAをまわしていく上で大きなポイントとなります。その鍵を握るデータ統合にご関心あれば、以下のリンクをご参照ください。
*顧客データ統合ツール「uSonar」のサービス内容は
こちらからご覧ください。